FARM system

FARM system

農家のお仕事見える化システム

FARM systemとは

多くの農業者は生産規模を大きくする過程の中で経営者が生産現場から離れると「生産性が上がらない」という問題に直面します。 そしてそのことが経営者本来の仕事である「経営」の時間を奪い成長の壁になっていました。 農業経営者が生産から離れられない問題の多くが「人」に由来していると言えます。
家族だけで「栽培をする農業」から人を雇用して組織として「経営をする農業」に成長し脱皮していくには、働く「人」が 自ら考え学び成長していく仕組が必要になります。 FARM systemは個々とチームの作業生産性と成果の見える化をする事で、社内にいる優れた人財を発見しそのやり方を共有することや、 作業者や管理者が数値から考える機会を与え成長を促す仕組です。
このFARM systemは私自身が家族農業から組織農業へ成長していく途中で、「成果の見える化」をすることが働く人の能力を引き出し、 成果を出せる事に気づきそれに基づき開発したsystemです。

FARM system導入のメリット

1.専用デバイスで入力要らず

収穫した作物の重量を測る秤や、仕事量を測る専用スキャナー、スマホやタブレット、PCなどその場面にあったデバイスを利用し、 作業の流れの中でデータを集めることができるように作られています。そのことにより作業者の煩わしい入力時間を省き作業に集中することで 時間を有効に使うことができます。
例えば、トマトの収穫は作業者と畝と収穫したコンテナに付けられた二次元バーコードを専用スキャナーで読むだけでその情報がクラウドに上がり、 選果場ではそのコンテナの二次元バーコードを読み専用の秤で測ることで「誰が、何時、どこの畝で、何㎏」 収穫できたかを瞬時にクラウドに上げることができます。
つまり、作業中に作業時間を使ったキーボードでの入力やスマホやタブレットでの入力が必要なくなるのです。

専用デバイスで入力要らず

2.その畑の歩留まり、収穫量、人の投入時間が日々分かる

その畑から何の野菜がどれだけ収穫され、何袋出荷されたか?歩留まりはどうだったか?そして、 一番把握するのに時間がかかる作業内容と労働時間がどれだけかかったのか?などを管理者が常に把握できるので、 投入した種苗、肥料や農薬などの費用を加えれば畑ごとの収支を管理者が経営的視点で常に農場を管理することができます。
農場管理者にとってそれらの情報を瞬時に知ることで、次への対応を考えるスピードが速くなり問題解決能力も高まります。

その畑の歩留まり、収穫量、人の投入時間が日々分かる

3.作業者一人ひとりとチームの作業の質と生産性が分かる

作業者一人ひとりの作業量を測ることは、作業をする人たちにとって精神的負担は大きく「できない人を発見する」あるいは 「怠けている人を探す」為に行うと失敗に終わります。作業者は常に経営者や管理者に正当な評価をしてもらいたいという欲求を持っています。 しかしながら日本の農業規模の関係もありそのことを正確に測ることは今まで不可能でした。
このFARM systemは、一人ひとりの生産性を見える化して作業者のその日の頑張りがその日のうちに自ら確認できます。 そして、目標とする優れた人も見える化されますので、その人のやり方を皆で共有することで個々の生産性は勿論、チームの生産性も高くすることができ、 作業者、管理者、経営者がWin-Winの関係になるのです。

作業者一人ひとりとチームの作業の質と生産性が分かる